2009/08/03

Youth team in St.Vincent

9泊10日の長旅。

すんごく長かった。

その中で、
バレーの試合は男子3試合。女子3試合の計6試合。

男子は、
2勝1分け。(1分けは雨天中止のため)

女子は、
2勝1敗。


男女とも結果は2位(4チーム中)に。

彼等は良く頑張ってくれた。


男子に関して言うと、
結果は2位だがポイント的には、
1位のセントルシアと同ポイント。

セット率で2位なったという感じです。
しかも、たった1セットの差。

めちゃくちゃ悔しいです。
この1セットを落とした原因は…

たぶん僕のコーチとしての判断不足。

センターの子を1人補欠の子を入れていた。
もともとはバスケの選手ですが、
身長が高く、すべてのトスに反応しブロックに行ける能力を持っている子です。

今回の大会に1度でも出してあげて、
経験を積ませたいと思っていた。

どうしても勝ちたい。
でも、経験を積ませてあげたい。

頭の中で考え考え…
出た答えが。

「彼がミスしても、周りの子がカバーできるだろう」

その。
『だろう』という判断が間違っていた。

そして、
「この対戦相手なら勝てる。」
という油断。

監督として、
まだまだ青いなと感じた試合でもありました。



女子の試合はというと。
1人1人が自分のできる範囲で頑張ってくれた。
出来る子が周りをカバーし。
レシーブが苦手な子は、苦手なりにボールに触り、ボールをうえに上げるプレーをし。
スパイクの苦手な子は、ネットを越えるように返すプレーをしてくれた。

僕は彼女たちに難しい指示は全くしていない。
というより、
ほとんど指示はしていない。

これでいいのか??
と試合中に思っていたのだが、

お互いがカバーしあう。
励まし合う。

言うことありませんけど!

って感じでした。



男の子たちは・・・

精神的にまだまだモロイ。
1つのミスからズルズルと落ちていく。
1セット落としたらそこから落ちていく。
頑張ろうとすると、プレーが空回りする。

1試合目。
セントルシア(今大会1位)との試合が中止になり。

2試合目。
セントビンセント(今大会3位)戦。

ドミニカチームは、
1セット、2セットと落とした。

後ろの観客席からは、
「あいつは疲れてるから交代だ!」
「あいつはダメだ!」
「ベンチのやつを出せ!」
などなど。
いろんな指示が飛んでくる。


選手たちが一番キツイのに。

味方からのヤジにも近い声。+ 大応援。


プレッシャーはデカイですよね。

頑張らなきゃ!って思っても空回りする。

プロの選手なら大丈夫だが、

ただの高校生。


味方の応援を、
自分たちのプレーの力に変えるなんて、、、

そんなに単純ではありません。



ひとまず。

観客席から選手を遠ざけ、

円陣を組み。

目を閉じて。

「自分のベストなプレーをイメージしなさい」と一言。


まさか。
真剣にその行動を取ってくれるとは思ってもみなかった僕。


そして、
選手からボソリと。

「UNOのプライドがかかってるんだ。」
「UNOのために勝とう。」


ホントに。。。

3セット目のはじめは声が出ませんでした。

泣かないように、、、


その後。


3、4セットを取り返し。
5セット目は。

もう試合は見えていました。

行け行けムードのドミニカが、
15-3で圧勝。

本来だったら。
15-1のはずでした。

2点は、勝ちを意識して油断したミス。
まだまだ甘いですが、
この逆転勝利は選手たちにとって、
スゴイ経験だと思います。

ホントにどん底からの逆転。

選手たちの心の中には「勝ちたい」という気持ちがあっても。
「負け」
という言葉が大半を占めていたと思います。


それをはねのけての勝利。


いい経験をさせてあげてホントに良かった。






こちらは3試合目で勝利をおさめたあとの写真。



正直僕もプレッシャーで押しつぶされそうだった。

周りからのアドバイスの声。

それを無視し僕なりの作戦で臨んだ試合。



しょっぱなの試合で2セット取られ。

「やべ~。殺される」
「負けたら、ユースチームのコーチから降ろされる」

って思った。


そんな中での、

「UNOのために勝とう!」という選手の声。

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ココからは選手を長々と褒めます。


いつもバレーには真剣に取り組む選手がいます。

明らかにベストな試合をしていた。
でもセットを落としてしまった。

選手自身としては何が原因なのか分からない。
「UNO何が悪かったの??」
「俺のトスはどうっだた?」

日本でもそんな光景はめったにないのでは??

なかなか選手からコーチに何が原因で負けたのか?
それをセット間の間に聞いてくる選手がどのくらいいるでしょうか??

とか。


選手が審判の判断に文句を言っている(確かに今回のジャッジはおかしかった。)

そんな中、
僕が止めようと声をかけようとすると、

1人の選手がそれを感じ取り、
「俺が行くから。」と合図を送り返し、

なだめてくれた。

こいつらホントにすげーって思った。


勝つために何をすればいいのか考える。
監督と選手との間を結ぶ子がいる。
そして、
監督はそんな選手たちを信頼し使い続ける。

ドミニカでは、
ミスを連発すると交代のサインがすぐに出る。

作戦なんてない。

ミスする = 疲れている


という考えになるようです。

多々。
そんなとこで選手交代!?
てこともある。

何て単純な思考。

ミスするのは、
何かしらの原因があるわけで、
故障したとか、
ただ単に相手のプレーがうまかっただけとか、
選手の集中力が切れてたなどなど。


僕は選手を信じることが多い。

あいつだったらやってくれる。
そう思うことが多い。

特に今回の大会ではその気持ちが大きかった。

ほとんどの生徒と、
どこかのクラブチームで一緒に練習しているし、
ユースチームの練習でも、
ただ指示するだけでなく、一緒に練習することが多かった。

だから、
周りから何と言われようと、
自分の判断の信じることができた。

共に汗を流してきたから。

そして、
彼等、彼女等は結果を残してくれた。

これが良い自身につながってくれることを祈りながら、
会場を後にしたわけで・・・


さて、

来年。
目指すは1位。


それでは、
お読みいただき感謝。

UNO

2 件のコメント:

竜生 さんのコメント...

お疲れ様~
無事20歳迎えることができただよ=

タケチエ さんのコメント...

お疲れ様~。
最終日祝日で行けなくてごめんね。
しかも疲れて死んでてメールに気づいたのが日曜日…笑

でも会えて良かったよ。
うのっちがみんなに信頼されてるのが良く伝わっていいなあと思いました。
と言うことでまた来月待ってるよ☆